› *☆桜レター。☆ › 2008年02月13日2008年02月13日初恋の君へ

あれからどれくらいの歳月が流れたでしょうか
桜色の季節
廊下で前から歩いてくる君
爽やかな笑顔と颯爽と歩く姿勢
銀縁の眼鏡がよく似合い端正な顔だちをしている
一瞬のトキメキ
遥かなる恋の芽生え
1度もクラスになったことのない同級生
中学2年の春のこと
つい見とれてしまい、教科書を落とした
さりげなく拾ってくれた、その君の優しさ
シャイな私はお礼の言葉すら声に出せない
夏の空と春の蒼さ
涼しい風の音色と紅葉
グレーの雲と寒い北風
そうして巡る季節が過ぎ去っていった
恋しい君と一言も話せないうちに、哀しい卒業を迎えた
もう2度と逢えなくなるから……
勇気を出して想いを込めて初めてラブレターを書いた
こんなの読んでくれるはずもない、返事なんてくるはずもない
ポストに入れて走って帰った
そんなある日、1本の電話が入った
「卒業アルバムで調べて電話をしました。明日の夕方、僕と一緒に散歩しませんか」
最初で最後のデート
微かに甘いタクティクスの香りがした
その香りの男性と道ですれ違うたびに、君の優しさを想い出す
君は今 幸せですか
私は充分すぎるほど幸せです
また桜の季節が訪れました
虹色に輝く美しい想い出
誰にも汚すことなどできない
それが私の初恋です

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